今日の市町村

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三原山ミニツーリング

 午前中は、原付きバイクを借りて三原山の中腹までツーリングをしました。三原山への登山はしませんでしたが、車で行ける登山口の展望台からも間近にその姿を眺めることができました。三原山の圧倒的存在感は感じられ、なかなか素敵なツーリングとなりました。この島も1986年に大噴火をし全島民避難を余儀なくされています。その際に出来た噴火口なども見られます。
 途中、観光牧場に小型の馬が数頭いました。この馬たちは与那国島から連れてきた与那国馬で、引馬で三原山火口まで行けるそうです。
 大島といえば「椿」ですが、もう開花の時期は終わっていましたが、まだ数輪見られました。

三原山登山口からの雄姿
違う角度から86年の噴火時の新火口(と看板あったがよくわからない)
三原山の与那国馬
椿(ちょっとだけまだ咲いている)
一輪

利島へはヘリコプタで

 大島ー利島間はヘリコプタを使いました。15分程度で着きました。利島と書いて(としま)と読みます。人口300数名の小さな村です。
 利島も2月の御蔵島と同じで、海岸からいきなり山道が始ます。そのため港近くの集落も急坂やら石段やらが多いです。島の山は「宮塚山」といいお茶碗をひっくり返したようなかわいい形をしています。海上のピラミッドとも呼ばれるそうです。標高は508mなのでそれほど高くなく、ハイキングコースも整備されていて山頂まで1時間程(片道)で登れるそうです。今回は山頂に雲がかかっていてこれから雨が降るとのことで断念。宿の周辺を散策、雨が降り始めたので郷土資料館に避難。2時には宿に戻り本降りになりました。

大島-利島のヘリ
ヘリ内
利島が見えてきました
集落、坂が多くて急
郵便局(赤丸ポストでした)

郷土資料館で学んだ歴史は驚くほど豊かで、縄文時代から続く遺跡や中世の和鏡の大量出土など、長い歴史を感じました。特に興味深かったのは、平安時代以降に続く神事の一つである「流鏑馬」の伝統。4年に1度の元旦行われ、2人の若い射手が124本の矢を放ち、その方向から吉兆を占うそうです。この神事は近年までづいていましたが、現在は後継者不足で行われていないそうです。

利島村郷土資料館 
中世の鏡がたくさん発掘されている
神事の流鏑馬
利島小学校中学校

「離島あるある」の小学校の近くにある信号を探したが見つからず。宿の人に確認したところこの島には信号機はないそうです。そのためか学校での交通指導は徹底しているそうです。またこの島は船便多く都心まで最短3時間なので、都心に出る機会はほかの離島より多いのかもしれないと感じました。ホテルや大きい旅館といったものはありません。数件の民宿のみ。そんな感じなので集落全体が素朴でシックな感じがします。
ちなみにこの島には「居酒屋」なるものもありませんでした。宿で飲みました。

島唯一のお寺長久寺
長久寺本殿
民宿の食事 素朴で美味しい 

明日は雨がやんでいると思うので、集落をもう少し歩いてみたいと思います。