今日の市町村

  • 東京都 青ヶ島村
  • 東京都 八丈町

島内探検

 昨晩から風が強くなりはじめ、今日の船の運航状況が気になってきました。6:30発表にされた運航情報では、来たとき同様に「条件付き出航」です。今日船が出ないと、明日からさらに天気は崩れ、数日間島に滞在することになってしまいます。9:30に船が八丈島を出航したとのことで、まずは一安心。港へ向けて出発です、まずは集落周辺から探検です。

「あおがしま屋」 普通の家みたいですが、部屋数多いです。
集落の近くでも、手つかずの土地があります。
牧場も近くにあり、牛が喧嘩していました。

島の学校

 島で一つの小中学校へ行って見ました。女の先生が校門前で草むしりをしていました。お仕事中だったのですが少しヒアリングさせていただきました。
 生徒数は現在小中学校合わせて8人(小学生6人、中学生2人)、そのうち何名かは赴任している教員のお子さんだそうです。また中学生は2名とも、離島留学生(※)という状況だそうです。もちろん教職員の方が人数が多いそうです。
 生徒数のわりに立派な校舎ですが、学校は子供たちのものだけではありません。特に離島の学校はホール、図書館、集会場、避難場所などといった使い道もあり全島民にとっても重要な施設にもなるということが感じ取れました。

※離島留学生について
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/72770/

青ヶ島小中学校
島一つの学校近くの信号機(離島あるある)

離島を結ぶヘリコプター

 ちょうどヘリコプターの発着時間だったので見学にいってみました。八丈島との間を「東京愛ランドシャトル」が毎日一往復しています。乗客定員は9名ですのでチケットは発売と同時に売り切れてしまいます。ヘリは貴重な島民の足でもあるので、観光客の過度な利用には賛否はあるようです。
 ちなみに大災害時には自衛隊の大型ヘリが出動することになっているそうで、「数回で島民200名は運べちゃうよ」とサウナのおじさんが笑って言っていました。

ヘリコプター到着
乗客9名を乗せて
5分後には出発
東京愛らんどシャトル(ダジャレだけどネーミングは良い!)

内輪山へ

 昨日遠くから見た絶景の内輪山(丸山)に向かいました。土が出ている部分は「ひんぎゃ」という場所で島の言葉で「火の際」という意味だそうです。地熱が高く蒸気が噴出しているところも見られました。地熱を利用した「地熱窯」や「サウナ施設」もあります。「ひんぎゃの塩」という特産品を作っている製塩工場もココにあります。
 山頂部は一周できる遊歩道があります。1周1時間くらいかかります。眺望がいいのは「御富士様」周辺だけなのでそこに行って引き返せば20分くらいなのでそれをお勧めと、一周して引き返してきた旅人さんのアドバイスに従って時短コースで行ってきました。内輪山のカルデラの中は、しばらく噴火がないので森になっていました。(前回の噴火は天明年間(1785年)でその時に内輪山ができました)
 

内輪山 別角度から
土が出ている部分が「ひんぎゃ」
「ひんぎゃ」温かいのでアロエが生えています
地獄窯 猫が暖まっていました
島民の人も利用する「ふれあいサウナ」奥の建物は製塩工場
丸山から見た外輪山 向こう側は崖で海
御富士様 ココを祀ってから周辺の土地利用を始めたそうです
内輪山内側(山頂部)

船が出ました

 もし欠航したら、数日間「島流し状態」になっていましたが、無事「あおがしま丸」は接岸し貨物と私たち乗客7名を積んで出航しました。八丈から乗ってきた乗客が0名だったのは驚きでした。

あおがしま丸 接岸
青ヶ島を後に八丈へ