今日の時刻表

6:41  網走発 釧網本線(普通)
10:00  釧路着
11:12  釧路発 花咲線 快速「ノサップ」
13:22  根室着 
13:34  根室発 花咲線 (普通)
15:53  釧路着 

 今日も1日中、乗ります。昨日までは、特急列車でしたが、今日はローカル線の普通列車釧網本線と花咲線。今日も朝早い列車なので早起きです。網走は日本の東端に位置しています、経度の関係で、日の出が早い場所です(日暮れも早い)。最北の稚内は、緯度の関係で昼の時間が短かく、朝も6:00で暗かったのですが、網走は6:00過ぎで明るくなり始めてきました。夕方暗くなるのは同じくらい。。長い距離を移動しているのでこんな違いも体感出来ました。

釧網本線

釧網本線

 釧路と網走を結ぶ路線なので、釧網(せんもう)本線です。釧路湿原や摩周湖や屈斜路湖難度の観光地を通り、知床半島の山々も望める有名な観光路線です。1~3月ころにはオホーツク海の流氷も見られます。今日は網走側から乗車なので「網→釧」になります。
 観光路線といっても、基本的には赤字ローカル線、1両だけの編成で、空いています。この日も乗車しているのはほとんどが自分と同じような高齢者の一人旅の人がほとんど、それ以外は海外の旅行者が何組か。「大人の休日倶楽部のフリーパス」の対象期間なので特に顕著です。「青春18きっぷの時期」だと、もうすこし若者や親子連れがいます。

 網走を出発後は斜里までは、オホーツク海を左に見ながら進みます。ちょうど日の出直後の時間で朝焼けがきれいでした。今は普通の海岸のオホーツクも真冬には流氷に埋め尽くされ真っ白な海が広がります。知床半島もすこし雲がかかっていましたがきれいに見えました。
 特急列車だと、それぞれの駅の停車時間はわずかで途中ホームに降りたりできませんが、今日は普通列車なので、数か所で対向車の待ち時間のため数分間停車します。ホームや駅前程度には下車できるのがいいです。何時間も座っているので、軽い運動になります。降りて駅舎や車輛の写真を撮ったりしているのは、やはり同じ属性の高齢者の方々でした。

 釧路湿原の中を走るところが絶景ポイントですが、今の時期は色が枯草のいろなので、イマイチです。やはり釧路湿原は真夏の緑一色か、真冬の白一色の方が見ごたえがあります。

オホーツクの朝焼け 山並みは知床半島
硫黄山 川湯温泉駅より 温泉の硫黄臭がしました
川湯温泉駅
白樺林
釧路湿原
釧路湿原の沼
塘路駅で数分停車 高齢者が多いです
釧路駅
休日倶楽部会員を歓迎してくれています

花咲線

 釧路で1時間ほど休憩後、次に乗車するのは、根室までの花咲線です。(花咲線は愛称で正確には根室本線の一部)花咲線は盲腸線(終着で他路線への連絡がない)なので、折り返して釧路まで戻ってきます。往復で5時間かかりました。往きは山側(というか平野側)の車窓、帰りは海側の車窓を楽しみました。大半は森林の中を走る感じですが、途中、厚岸(あっけし)の辺りで、厚岸湾越しに海が見え、その辺は湿原地帯なので絶景です。山側は遠くに知床の山々が見えます。
 ココの路線も鹿が多いようでアナウンスがありました。途中の森の中で鹿を何回も確認できました。群れのもの、親子のもの、単独でこちらをにらんでいる鹿など、車窓からの鹿探しが飽きませんでした。また他の野生動物では、オジロワシも見つけました。枯れ木に止まっていた2羽をはっきり見ることができました。オジロワシは初見だったので嬉しかったです。今度は飛ぶところが見てみたいものです。

快速ノサップ 帰りは普通
こういうとこに鹿がいます

 根室駅ではそのまま折り返し釧路へ戻る人がほとんどです。次の列車は3時間後なので・・席取りでトラブルがないように、「折り返し乗車する人は一度荷物をもって改札を出て列にお並びください。」とアナウンスがありました。乗車のほとんどが「乗り鉄」の人なんですね。

根室駅 小さい駅でした
根室駅、折り返す人も必ず降りるようにの案内

 根室の次の駅、東根室駅が日本で最東端の駅になります。ここも稚内駅同様、夏の日本一周の際に訪れています。今回は車窓のみ、とても小さなホームだけの無人駅です。
 (参考:日本一周の根室のページ https://www.nuri-tabi.com/njapan80/)

東根室駅
北海道っぽい単線のまっすぐな線路
厚岸湖 白鳥がたくさんいました
厚岸湾から太平洋を望む